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2月の読書リスト
三月に入ってしまったが、気になった本のレビューは後でするとして、二月分の読書リストをとりあえずあげてみる。
リスク〈上〉―神々への反逆 (日経ビジネス人文庫)
本を読む本 (講談社学術文庫)
図解! あなたもいままでの10倍速く本が読める
Ruby by Example: Concepts and Codeオン・ザ・ロード (世界文学全集 1-1) (世界文学全集 1-1) (世界文学全集 1-1)
モテたい理由 (講談社現代新書 1921)
上達の法則―効率のよい努力を科学する (PHP新書)
ウェブを変える10の破壊的トレンド
人々はなぜグローバル経済の本質を見誤るのか使える!確率的思考 (ちくま新書)
明日の広告 変化した消費者とコミュニケーションする方法 (アスキー新書 045) (アスキー新書 45)
コンテナ物語ーー世界を変えたのは「箱」の発明だった
最短で結果が出る超仕事術 (講談社BIZ)
数学入門〈上〉 (岩波新書)
ブランド・エンジニアリング
Icon: Steve Jobs, The Greatest Second Act in the History of Business
スティーブ・ジョブズ-偶像復活
学校がアホらしいキミへ
「へんな会社」のつくり方 (NT2X)
決算書の暗号を解け! ダメ株を見破る投資のルール
「1秒!」で財務諸表を読む方法―仕事に使える会計知識が身につく本
貧乏人のデイトレ 金持ちのインベストメント―ノーベル賞学者とスイス人富豪に学ぶ智恵
RESTful Webサービス
JavaScript 第5版
勝間和代のインディペンデントな生き方 実践ガイド
1月の読書リスト
2008年から月10冊くらい読書をしようかなと思う。
というわけで一月分のリストですと
別エントリでレビューしてるので、そちらを参照
以前、仮説思考という本を読んだのだが、実際の仕事で仮説思考をどのように生かすのかがずっと課題だった(今でも悶々と悩んでいる時間はあるが)。B型の凝り性の人に、A型の細かい人に、CAPS分析のAnalyzer型の人におすすめ
これはMUSTだと思う。著者(勝間和代)のファンになってしまった
一つ上の本つながり
これまた、勝間和代つながり。PCを使ったHack集かなと思いきや、もうちょっと本質的な話で、膨大な情報があふれる中で、どう向き合って、情報の量を質に添加していくかという感じ
小林秀雄は頭と心にくる
アップルはすごいすごいというだけでなく、結構冷静にどこが違うのか、日本のメーカーはなぜiPhoneのような魅力的な製品をなぜ作れないのか語っている。ひと味違うサービスや、ビジネスモデルを考える時に参考になるかも
判断の仕方:朝11時までメールは読むな!
題名からして、ハウツー本っぽいと思う人が多いだろう。
一言で言えば、
「決断する(判断する)」するための判断材料
をケーススタディを用いて、シンプルに分かりやすく説明している。
朝11時までメールは読むな! 「後悔しない決断」の技術 (講談社BIZ)

決断や判断を下すために必要な情報とはいったい何だろうか?
本書は極めて簡潔に、下記の 3つを説明しているのではないだろうか。
- 決断する事の性質
- 決断する側の性質
- 決断する際の方法論
まず、決断をする側の人間にはいろいろなバイアス(先入観)がある。それを認識する事から始まる。
- 結果によって決断を評価してしまうバイアス
- 継続性のバイアス(=今まで続いてきた事は今後も絶対変わらないと思ってしまう)
- 自信過剰のバイアス(=突き詰めてみると、自分の専門分野でもよく知らない事は多い)
- 人に対する評価の傾向(=対比誤差-自分にない能力を持っていると過剰評価してしまう、など)
- 道具のバイアス(=自分の使える能力だけで問題解決しようとする)
その上で、決断する事項がどういう性質のものかを見極める必要がある。
発注時など評価シートやマトリックスを使用して、目的に合った評価基準を作成する場面もあれば、実は判断の内容ではなく判断するまでに掛かった時間の方が重要な決断もある。
そして、決断を下すための方法や注意事項を状況に合わせて、説明している。
- フレームワーク(SWOT分析、3C分析など)を使った
- ワーストシナリオを作成する
- 「決断をしない」という決断
- ブレーンストーミング
- 決断する時間
フレームワークの使い方など各項目についての説明は触り程度だが、心理学とビジネススキルの組み合わせ具合が巧妙な良書だと思う。
本書の引用より
If the only tool you have is a hammer,you tend to see every problem as a nail.
もしあなたが持っている唯一の道具が金づちなら、あなたは全ての問題を釘として見るようになる- Abraham Maslow -
金づち以外のツールも持っておこう
京都の公立校
実家に戻ると、大量のドキュメンタリー番組が録画されている。
今年は仕事納めが少し早かった事もあって、今日(28日)に戻ってきたので
チラホラとチェックしていたのだが、下記は面白かった
“背伸びが、人を育てる” – 校長:荒瀬 克己 | プロフェッショナル仕事の流儀
http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/071016/index.html
奇跡と呼ばれた学校―国公立大合格者30倍のひみつ
荒瀬 克己(著)

一昔前までは、京都の公立高校の評判はいいものではなかった。
国公立大学が私立大学よりもいいかどうかは別として、公立高校の進学成績の指標としては国公立大学の合格者数が使われる事が多い。
- 関西では、関東に比べて(合格難易度でみたとき)上位校は国公立大学の方が多い
- 経済的負担の少ない国公立大学の方が公立高校の進学先として馴染む
- 入試の科目数が多いので、総合的な学力という面で評価しやすい
など理由は様々だろうが 、「堀川の奇跡」と呼ばれている上記のドキュメンタリーの現場では、国公立大学への合格者を6人から180人にまで押し上げた。
私も京都大学のパラダイスと頭に名のつく学部に通っていたが、当時確かに京都の公立高校出身の京大生というのは、地元なのに数としては圧倒的に少なかった(私立では洛南が多かった気がする) 。
総合選抜制(受験生が進学先高校をえらんで受験するのではなく、試験の成績と居住地によって進学先を振り分けられる)の弊害や 、進学塾など周りに合格するためのノウハウが少ない(大阪に比べるとですが)など、環境的な要因が大きいのかと思っていた。
しかし、堀川高校で行われた改革は、そうした制度的な見直し(専門学科を開設し、優秀な生徒を集める)もさる事ながら、その中身はもっと根本的でエキサイティングな事だった。
探求学科では、生徒の「知りたい」を喚起し、それを深堀りしていく方法論(データ分析、論理の把握、構築など)を提供し、自らの研究テーマを設定し発表することまで要求する。
自分の好きな事から初めると、自分の知らない事に対するする謙虚な興味が湧いてきて、「自然に」他の教科にも 主体性を持って取り組んでいるようだ。
また、こうした「知りたい」を基礎とした教育の一番の肝は、同時に生徒に対して、「自分は何者で、何をして生きていきたいか」という簡素だが難解な問題を提起する事によって、モチベーション(=動機)を発見させるという事ではないだろうか。
勉強、特に受験勉強というのは、理不尽なものである。
「なぜ受験勉強をしなければならないのですか?」
という単純な問いに対して、私自身、生徒としても先生(塾講師や家庭教師ですが)としても納得のいく答えを聞いた事がない。一番重要なのは、生徒がその先にあるものを自分で感じ取る事だろう。あとは適切な方法論と、情報があればよい。
堀川高校の成功に対して、「専門学科を設置して偏差値の高い子供を集めたから当然」という話もあるようだが、それに応えられる教育を提供する(というより一緒に作っていくという印象だったが)のも大変な努力が必要だったとだろうし、優秀な人材を集める事自体なんの非もない。他の公立が真似できない部分もあるが、多いに参考にできるのではないか?
自分の夢を語り、自分の好きな事に邁進する高校生が増えてくれるのは「百利あって一害なし」だと思うのだが...
